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ひとつに留まれない私の日々やフラワーエッセンスのこと


by drop-flower

哀しみの共有

だいぶ更新が滞っておりました。

誕生日1ヶ月前というのは、エネルギーがダウンすると以前教えて頂いたのですが(理由は分かりませんが)、やはり今年も相当のエネルギーダウンでして、心身共にしんどい毎日を送っておりました。
丁度、誕生日が満月だったのですけれど、その日の満月は、心と身体の両方へと大きな影響を受けておりました。

やっと少しづつ抜けて参りましたので、また自分のペースで更新していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。


* * * * *


この一月あまり様々なことが起こっておりましたが、その一つをお話したいと思います。

先日実家へ帰りましたところ、父が弟(まだ21です!!!)の素行について悩んでおり、もうこれ以上めんどうをみていくのは耐えられないという状態にありました。
丁度家に弟がおりましたので、3人で話合いをすることに致しました。

その話し合いの内容はここでは割愛させて頂きますが、弟がどうにもならない辛さを抱えていることを吐き出していった時に、やはりそこで母の死へと話が展開していきました。

母が他界した後に母の死について3人で話したのは、記憶にある限りでは、これが初めてだったと思います。

どれだけ辛かったか、弟と私が泣きながら話している中、やっと父が

『お父さんも辛かった』

と初めて辛さを子供たちに打ち明けてくれました。
母の死後、涙を見せなかった父でしたので、何故悲しまないのか不信感を抱いたこともありました。
けれども6年半を経て、悲しいけれども子供たちの前ではしっかりしていなくてはいけない、と思っていた父の心情を知ることができ、今までの不信感が家族という間に横たわる安心感へと変わっていきました。

家族という濃い血の繋がりにおいて、家族の死というものは、辛さや哀しみを口に出すことさえすぐにはできるものではありません。
共通の哀しみを持つ者同士が、共通の哀しみを表に出してしまいましたら、その哀しみは倍増され、結局心の収集がつかなくなってしまうように感じております。
ですから、ある程度の時を経なければ、口に出して語るということは、大変な労力を要するもだと思います。
私たち家族は6年半という時間がかかりましたけれども、それでも各々の口から語られた想いは、母の死後、ばらばらとなってしまっていた家族の繋がりがまた結ばれたように感じられました。

家族間において、哀しみの共有ができるまでは、時間を要するかと思いますけれど、家族のそれぞれがそれぞれに愛情を感じていれば、きっとその時は訪れるように思います。
私たち家族もやっと母の死に対して一歩を踏み出せたばかりですのでね。



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by drop-flower | 2006-09-21 01:16 | 日々徒然